皆さまこんにちは。
山形市の嶋にあるティーズデンタルクリニック院長の佐々木琢也です。
今回はインプラントと入れ歯の違いについて説明していきます。
インプラントと入れ歯の違いをご存知でしょうか。どちらも失った歯の機能を補う為に受ける治療法として広く知られていますが、インプラントと入れ歯の違いは何か?と聞かれると具体的には分からない人も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、インプラントと入れ歯の違いについて、詳しくご紹介しましょう。
▼他の歯への負担
入れ歯の場合・・・・・・クラスプと呼ばれる金属の引っ掛けを健康な歯に掛けて、入れ歯を維持するために、負担が掛かります。
インプラントの場合・・・歯を失った部分の歯槽骨にインプラントを埋め込むため、他の歯に負担を掛けることはありません。
▼治療方法
入れ歯の場合・・・・・・口の中の型を採り、調整しながら患者さま一人一人にあった入れ歯を作成します。
インプラントの場合・・・歯を失った部分の歯槽骨にインプラントを埋め込むため、外科手術が必要となります。」
▼審美
入れ歯の場合・・・・・・歯にクラスプを掛けるために、審美性に劣る場合もあります。
インプラントの場合・・・歯を失った部分の歯槽骨にインプラントを埋め込むため、天然の歯と見分けがつかないほどに審美性に優れています。
▼咬む力
入れ歯の場合・・・・・・歯にクラスプを掛け入れ歯を固定するために、天然の歯の咬む力が100%である場合、部分入れ歯で30%~40%、総入れ歯で10%~20%ほどの咬む力となります。
インプラントの場合・・・天然の歯とほぼ同等の噛む力が期待できます。
▼味覚
入れ歯の場合・・・・・・入れ歯はプラスチックで出来ているため、食感を感じる歯肉や粘膜を覆う入れ歯をしている場合には、食事を楽しめる味覚の感度が劣る傾向にあります。
インプラントの場合・・・天然の歯とほぼ同等の味覚が期待できます。
▼治療期間
入れ歯の場合・・・・・・基本的には短期間で治療が完了します。
インプラントの場合・・・基本的に長期的な治療が必要となります。
▼費用
入れ歯の場合・・・・・・基本的には保険診療となり、希望に応じて自費の入れ歯を作成することが可能です。
インプラントの場合・・・基本的に自費診療となり、比較的高価な治療費となります。
▼耐久性
入れ歯の場合・・・・・・7年前後と言われています。お口の中の状態の変化に合わせて、調整が必要となります。
インプラントの場合・・・10年前後と言われています。定期的にメインテナンスを行うことで、維持することが可能となります。
インプラントと入れ歯の違いをそれぞれ把握し、ご自身に合った治療法を選択しましょう。