皆さまこんにちは。
山形市の嶋にあるティーズデンタルクリニック院長の佐々木琢也です。
今回はインプラントについて解説していきます・。
インプラントとは、虫歯や歯周病、外傷などで歯を失った場合に歯科医院で行われる、入れ歯治療やブリッジ治療と並ぶ治療法の1つです。歯を支える歯槽骨と呼ばれる顎の骨に直接穴をあけて、人工歯であるインプラントを埋め込み失った歯の機能を補う治療法です。
もともとインプラントは、歯科に限らず体内に埋め込む医療機器などの総称ではありますが、世間一般では、「インプラント=歯科」との認識が強く、広く知られています。
▼インプラントの構造と歴史
インプラントは、歯槽骨に埋め込むインプラント体(歯根部)、上部構造の補綴物(人工歯)、それら2つを連結させるアバットメント(支台部)で構成されています。
インプラント体は様々な金属製のものが存在していましたがどの金属も人骨と結合することはありませんでした。しかし、1952年に人骨と金属の一種であるチタンが結合することが発見され、それ以降、インプラント体はチタン製のものが主流となり、インプラント治療は格段に進歩を遂げ、1983年に日本でもインプラント治療が一般的に行われるようになりました。
▼インプラントの特徴
次に、インプラントの特徴をご紹介します。
【特徴:1】取り外しの必要がない
インプラントは、入れ歯のように取り外しの必要がありません。自分の歯の様に会話を楽しんだり、食事を楽しんだりすることができます。
【特徴:2】外科手術が必要
インプラントは麻酔を打ち、歯肉を切開したのち、インプラント体を歯槽骨に埋め込みます。外科手術のイメージ的にも「痛みを激しく感じるのでは?」と、不安を抱く患者さまもおられますが、激しい痛みを感じることはなく、麻酔の効果を待って施術をおこなうために、激しい痛みを感じることはありません。
【特徴:3】他の歯に負担が掛からない
インプラントは、ブリッジのように健康な歯を削る、または入れ歯のように健康な歯にクラスプと呼ばれる金属の引っ掛けを掛ける必要がなく、健康な歯への負担がありません。
【特徴:4】審美性に優れている
上部構造には、セラミック(陶器)などを使用した補綴物(人工歯)を装着するため、天然歯と見分けがつかない程に審美性にも優れています。
▼インプラントはこんな人におすすめ
・入れ歯の管理が不向きな人
・入れ歯に抵抗がある人
・入れ歯が合わない人
・ブリッジ治療が適応しない人
・口元の印象を良くしたい人
・他の歯を削りたくない人
インプラントは第2の永久歯と呼ばれる程に機能性や審美性に優れ、口元を美しく保ち立ちたい人、入れ歯に抵抗がある人、入れ歯が合わない人などにおすすめの治療法です。インプラント治療をお考えの場合には、お気軽にご相談ください。